フィリピン財閥の実態

財閥が牛耳るフィリピン経済

・フィリピン経済を語るうえで欠かせないのが“財閥”の存在。財閥の定義を「同族経営を基本に多角経営(コンツェルン、コングロマリットともいわれる)を行う企業グループ」とすれば、フィリピン経済はまさに財閥グループが支配しているといっていいだろう。その一例が下図。
 これは全上場会社のなかでの財閥(持ち株会社形態の37銘柄が対象)の影響力を見たもの。左は総資産比で、右は時価総額比だ。ここで“財閥”は「持ち株会社」形態の会社としたが、ともに市場全体の30%前後を占めている。ここで留意したいのは、この影響度はあくまでも単独企業ベースという点。上場している傘下企業も少なくない。それらを含めれば全体の50%近くを財閥関連企業が占めているといえる。

圧倒的な占有力を持つ10大財閥!

・現在、上場する「持ち株会社(Holding Firms 一覧)」は37社ある。なかには財閥とはいえない単に投資会社的な規模もあるが、大手企業は明らかに支配力が強い。その傍証ともいえるのがフィリピンの上場会社の数。300銘柄を欠ける。ほかの東南アジア市場、ベトナム、インドネシアなどは概ね1000銘柄ほど上場している。この違いはフィリピン財閥の影響慮だろう。主要産業を抑えているために新興企業の出番がないのである。実際、フィリピンでは大手持ち株会社=財閥が電気、ガス、水道、道路、そして都市開発まで主導権を握っている。フィリピン経済そのものといってもいいだろう。
 権力や資本の集中はさまざまな問題を引き起こす。が、投資対象と見た時には、これほど安心できる投資先はない。下の画像は縦軸を売り上げ、横軸を純益として、時価総額をバブル図としたもの。見事に時価総額の大きさが企業規模を表している。
 一言でいえば、主要財閥の株式は今後、20年以上にわたって世界屈指の成長を遂げるであろうフィリピン経済に投資を行うようなものだ。投資の本流といえる。そこで本ページでは時価総額上位10社に特化した「財閥解体新書」とし、投資に役立つさまざまな情報を提供していく。

(随時更新)

本日の投資環境

6/16現在(会社名で最新会社情報、シンボルでチャートセットが開きます)

シンボル会社名現在値売買判断W騰落率%高安値42W週足Chart
SMSM Investments Corporation924買い17.18981.5/720Chart
ACAyala Corporation615下降0.99776/581Chart
JGSJG Summit Holdings, Inc.49.4下降-3.8958.2/40Chart
SMCSan Miguel Corporation108上昇3.85116.4/92.1Chart
AEVAboitiz Equity Ventures, Inc.57.5上昇9.7362/47.6Chart
GTCAPGT Capital Holdings, Inc.485売り3.19550/380Chart
LTGLT Group, Inc.9.35下降9.110.62/7.7Chart
ACENAC Energy Corporation5.3下降-36.148.91/5.3Chart
MPIMetro Pacific Investments Corporation4.38下降18.384.62/3.14Chart
AGIAlliance Global Group, Inc.13.24売り35.6614.28/7.68Chart

10大財閥の紹介

(社名クリックで詳細情報へ)

SM Investments Corporation
Ayala Corporation
JG Summit Holdings, Inc.
San Miguel Corporation
Aboitiz Equity Ventures, Inc.
GT Capital Holdings, Inc.
LT Group, Inc.
DMCI Holdings, Inc.
Metro Pacific Investments Corporation
Alliance Global Group, Inc.

<<SM Investments Corporation>>

【概要】SMインベストメント・コーポレーション(SM)中国系フィリピン人のHenry Syが1958年にマニラ・Carriedoで始めた靴屋「ShoeMart」が起源。その後、小売業に転身を図り、次々に新業態店を開発。今では国内に200を超える店舗を持つ、アジア最大の小売業者となっている。一方で不動産、金融などへコングロマリット化、現在、時価総額で国内トップの地位を築いている。筆頭株主はHerbert T. Syで8.19%を保有。主な子会社は小売業(全国で200店舗以上を展開。ブランドはSMストア、SMスーパーマーケット、SMハイパーマーケット、セーブモア、ウォルターマートスーパーマーケット、およびアルファマート)、 資産管理(SMプライムホールディングス、SMディベロップメント)、金融サービス(BDO Unibank、Inc.、China Banking Corporation)など。また、プレミアム商業ビル(BGCコマーシャルプロパティーズ、フィリピンアーバンリビングソリューションズおよびシティモールコマーシャルセンターズインク)、 レジャー(Belle Corporation)、ロジスティクス(2Go Group、Inc.)および鉱業(Atlas Consolidated Mining&Development Corporation)など多彩な分野に展開する。23年3月、2GOを吸収合併。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
5/11 SM Investments CorporationSM23年1Qを発表。銀行セクターの好調などで売上高が前年同期比21%増の1382億ペソを記録。増収効果から純益は同33%増の173億ペソを計上した。 SMの高値予:940.3 安値予:921.3
5/17 SM Prime Holdings, Inc.SMPH5/19にバターン州初のモールとなるSMシティ・バターンをオープン。総床面積は4万6000平米 SMPHの高値予:33.23 安値予:33
5/8 SM Prime Holdings, Inc.SMPH23年1Qはモール事業が急回復し前年度比20%増の287億ペソに増加。それに伴い純益も前年度74億ペソから94億ペソに拡大した。 SMPHの高値予:34.8 安値予:34
4/2 SM Prime Holdings, Inc.SMPH23年下半期にモールREITの立ち上げを計画。12から15の施設を移管する見通しで、REITで約10億ドルの調達を目指す。 SMPHの高値予:34.23 安値予:33.27
5/4 2GO Group, Inc.2GO上場廃止の自己申告に向け、本日より期限なしでの売買停止。 2GOの高値予:13.82 安値予:13.67
<<Ayala Corporation>>

【概要】スペインの植民地支配時代の1834年にドミンゴロクサスとアントニオデアヤラによって設立された、最古のコングロマリット。当初からフィリピンの社会基盤の拡充に積極的で19世紀後半にはプエンテ・デ・アヤラ(アヤラ橋経由)パシグ川、マニラインチなどの建設に参加した。1888年にはフィリピンで最初の路面電車サービスを発表。さらに第二次世界大戦後は金融地区としてマカティの発展に大きく寄与した。2010年にはFinanceAsiaにより、コーポレートガバナンスおよび企業の社会的責任においてフィリピンで最も管理されている企業として選出された。Z?bel・デ・アヤラファミリーの持ち株会社、Mermac、Inc.が49%の株式を保持している。現在、関連上場企業はAyala Land, Inc.を筆頭に5社だが、社会基盤関係を中心に非常に幅広い分野で関連会社を擁している。情報公開が成されていない非上場会社を含めると総資産は国内トップであろうと推測される。同社の強みは何といっても、フィリピン最大の金融エリアであるマカティを抑えていること。ここを中心に社会基盤関連の事業を推進しているため、フィリピン経済の成長=Ayalaグループの成長につながっている。現在も政府の官民パートナーシッププログラムの下で複数の有料道路、鉄道、空港のプロジェクトを推進している。最新のプロジェクトではMCX(Muntinlupa ? Cavite Expressway)がある。またマニラライトレールとはコンソーシアムメトロ・パシフィック・インベストメンツに参加している。アジアでの太陽光発電事業に積極的でインド、ベトナムで大規模事業を展開。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
5/31 DoubleDragon Corporation資本の効率化のために23年に10億ドル分の非中核資産の売却を計画。 ACの高値予:697 安値予:673.7
5/19 Ayala CorporationACGLO、シンガポール企業との合弁会社であるST Telemedia Global Data Centres (STT GDC)がマニラ圏最大となる124メガワットの大規模データセンターを計画。第1期は25年の稼働目指す。総投資額は10億ドルになる見通し。 ACの高値予:684.3 安値予:669
5/11 Ayala CorporationAC23年1Qを発表。ほぼ全部門が売り上げを伸ばし、前年同期比19.7%増の789.7億ペソを記録。増収効果から純益は前年同期比30.9%増の102.2億ペソを達成した。 ACの高値予:678 安値予:656.7
5/5 Ayala Land, Inc.ALI23年1Q決算を発表。不動産事業の好調で収益は前同期比26%増の309億ペソを記録。純益は同42%増の45億ペソを計上した。 ALIの高値予:29.17 安値予:27.8
6/13 Globe Telecom, Inc.GLO電子ウォレット事業を展開するGcashの上場準備を入った。年内には申請する模様。 GLOの高値予:1825 安値予:1740
5/19 Globe Telecom, Inc.GLOAyala、シンガポール企業との合弁会社であるST Telemedia Global Data Centres (STT GDC)がマニラ圏最大となる124メガワットの大規模データセンターを計画。第1期は25年の稼働目指す。総投資額は10億ドルになる見通し。 GLOの高値予:1748 安値予:1719
5/8 Globe Telecom, Inc.GLOUnity Digital Infrastructure (Unity)との間で通信塔447棟のセール&リースバック契約を締結。全体で54億ペソの売却益を得られる見通し。 GLOの高値予:1725 安値予:1703
6/16 ACEN CorporationACEN太陽光発電会社Sinocalan Solar Power Corp. (SSPC)?が発行する優先株1.998億株を約20億ペソで購入する契約を締結。 ACENの高値予:5.767 安値予:5.407
5/24 ACEN CorporationACEN最大2500万株の優先株式発行を申請。調達資金の用途は未発表。 ACENの高値予:6.193 安値予:6.05
5/10 ACEN CorporationACEN子会社のAMI Renewablesともにベトナムでのエネルギー貯蔵システムの開発を進めるプロジェクトに協力。これは米国のミッション・ベトナムから290万ドルの助成金で行われるもの。 ACENの高値予:6.15 安値予:6.063
5/4 ACEN CorporationACEN23年1Q決算を発表。新設備の稼働で売上高は前年比23%増の91億ペソを記録。増収により純益は約5倍の20億ペソを計上した。 ACENの高値予:5.977 安値予:5.973
6/5 AREIT, Inc.AREIT授権資本を増資し、60.7億株を1株37.0ペソでALIなど3社に譲渡。代わって、約228億ペソ相当のオフィスビルとモールを取得する。 AREITの高値予:33.5 安値予:32.87
<<JG Summit Holdings, Inc.>>

【概要】1957年に創業。社名は創業者のイニシャル。1990年に食料関連の持ち株会社として再発足。現在は農業や食料品のほか不動産投資、観光事業、金融、電気通信、発電なども行う。食品事業で中国、アセアン、オセアニア、不動産投資でシンガポールにも展開している。高財務体質が特徴で、自己資本比率は35%前後で安定している。収益力も高く、営業利益率は15%前後を常に維持している。筆頭株主はGokongwei Brothers Foundation, Inc.で27.88%を保有。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart

最新ニュースはありません。

<<San Miguel Corporation>>

【概要】スペイン王室の助成金を基にビール鋳造所と氷製造所を1889年に開いた。1920年代に入ると多角化を試行、コカ・コーラ、果汁飲料、そしてアイスクリーム製造へと展開した。さらに金融、不動産、運輸、農耕、メディア、銃製造、金鉱山などの事業を傘下に収めた。一方で国際化も進展、東南アジアのみならず米国、東アフリカ、スペインなどに拠点を設けた。Holcimの買収は競争委員会の承認得られず断念。新マニラ空港プロジェクトが始動。23年3月、Eagle Cement Corporationを吸収合併。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
5/9 Ginebra San Miguel, Inc.GSMI23年1Qで1株1.75ペソのと特別配当を付与。普通配と合計し1株2.5ペソとなる。 GSMIの高値予:150.3 安値予:142.8
<<Aboitiz Equity Ventures, Inc.>>

【概要】1989年にCebu Pan Asian Holdingsとして創業。93年に現社名に変更。ダバオ市のDavao Light and Power Company、バターン市のMarivelesにMariveles石炭火力発電所がメインで、独立系電力会社としては国内最大の発電量を誇る。Aboitiz家の資産管理会社であるAboitiz & Company, Inc.が発行済み株式の48.57%を保有する。子会社を通じて、発電・配電、銀行・金融サービス、食品製造、土地・インフラ・建設・造船などを手掛ける。AP株式18.4億株を日本企業に売却。持ち株比率は52%に低下。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
5/8 Aboitiz Equity Ventures, Inc.AEV子会社のAboitiz InfraCapital, Inc. (AIC) と Partners Groupの合弁会社であるUnity Digital Infrastructure (Unity)がGLOとの間で通信塔447棟のセール&リースバック契約を締結。 AEVの高値予:56.33 安値予:57.03
<<GT Capital Holdings, Inc.>>

【概要】George S.K. Ty.が1962年にMetropolitan Bank&Trustを創業。金融を中心に順調に事業を拡大し、2007年にGT Capital Holdings, Inc.を設立、現在に至る。筆頭株主はGeorge S.K. Ty.の資産管理会社であるGrand Titan Capital Holdings, Inc.で55.93%を保有する。現在、グループの実質的な経営はGeorge S.K. Ty.の子息であるArthurに任されている。グループ経営では引き続き電力と不動産開発に注力していく模様だ。傘下のToyota Motor Philippines Corp.(TMP)は国内自動車販売のトップだけでなくInnovaとViosを年間5.5台生産。20年7月、三井物産と中古車審査の合弁会社設立。23年4月、MPIのTOBに参加。完了後は20%の持ち分となる。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart

最新ニュースはありません。

<<LT Group, Inc.>>

【概要】前身はLucio Tanによって1937年に設立されたワイン醸造を目的とするThe Manila Wine Merchants, Inc. (TMWMI)。47年に株式公開。95年に持ち株会社化。2012年にAsia Brewery、Inc.、Fortune Tobacco Corporation、Eton Properties Philippines、Inc.やAllied Banking Corporation(13年にPhilippine National Bankと合併)の株式を取得、コングロマリット化したのを契機に現社名へ変更。LTは創業者の頭文字。筆頭株主はLucio Tan の資産管理会社であるTangent Holdings Corporationで74.36%を保有する。一時、経営不振に陥っていたが、事業再編とリストラにより復活、現在は不動産、レジャー、エネルギー分野の育成を図っている。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
5/15 LT Group, Inc.LTG5/30現在の株主に対し1株0.3ペソの特別配当を実施。普通配は現時点で未定。 LTGの高値予:10.17 安値予:9.61
<<DMCI Holdings, Inc.>>

【概要】1970年代に Marcos政権時代に運輸および公共事業大臣を務めたIsidro Consunjiによって設立されたインフラ企業が前身。95年にConsunji家の持株会社として設立され、同年12月に株式上場を果たした。土木および一般建設を中核に石炭鉱業、ニッケル鉱業、不動産、系統連系型電力、水道の各セグメントで事業を展開している。筆頭株主はConsunji家の資産管理会社であるDACON CORPORATIONで51.52%を保有する。また2位には同じく資産管理会社のDFC HOLDINGS, INC.が17.93%を保有している。住宅・不動産開発はDMCI Homes.が主に担当し中高層住宅を得意とする。インフラ事業はDMCI-MPIC Water Company, Inc.(水道)とDMCI Power Corporation(電力)が中核となり展開している。23年6月、ザンバレス鉱山が環境適応証明書を取得、高品位ニッケル鉱の生産量が2倍に増加。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
6/13 DMCI Holdings, Inc.DMCルソン島で活発な不動産取得により、所有土地が前年比50%近く増え96.9ヘクタールとなった。この土地をベースにレンタル向けのコンドミニアム住宅を販売する計画。 DMCの高値予:9.703 安値予:9.667
6/7 DMCI Holdings, Inc.DMC子会社のZambales Diversified Metals Corporation (ZDMC)が1月に環境適合証明書(ECC)を取得したあと、ニッケル鉱石の生産量を2倍の200万WMTに引上げ、四半期として過去最高の生産高を達成。これによりBNC鉱山の枯渇に伴う総出荷量の減少が大幅に改善され、在庫も16%増加した。 DMCの高値予:9.79 安値予:9.833
6/5 DMCI Holdings, Inc.DMCセミララ島に8ー12MWに風力発電所の設置を計画。同島は米国の国立再生可能エネルギー研究所 (NREL) が国内最高の資源があると指摘していた。 DMCの高値予:9.583 安値予:9.18
4/28 DMCI Holdings, Inc.DMC通称「南通勤鉄道」の首都圏地下鉄との接続プロジェクトをスペイン企業Acciona Construction Philippines Inc. との合弁会社が契約獲得。総額約290億ペソのプロジェクト。 DMCの高値予:9.933 安値予:9.75
6/1 Semirara Mining and Power CorporationSCC中国依存率を下げるために日本市場を開拓。6月に四国電力向けに5万トンを出荷する。 SCCの高値予:29.37 安値予:28.43
<<Metro Pacific Investments Corporation>>

【概要】メトロ・パシフィック・インベストメンツ(Metro Pacific Investments Corporation) は投資持株会社。子会社を通じて、水、衛生、下水道サービスを提供するほか、不動産、インフラ・プロジェクト、有料道路、配電、病院経営、鉄道も手掛ける。親会社は香港のFirst Pacific Company Limitedだが、近年、GT Capital Holdings, Inc.との関係が強まっている。電力関係の中核会社はManila Electric Company(略称MERALCO)。フィリピン最大の電力配給会社で、首都圏のマニラとその周辺地域に電気を提供している。病院経営にも注力中。有利子負債が2兆ドルを超え財務リストラに取り組む。高速道路、有料道路に積極投資を行い事業規模を2倍に拡大する計画。22年に酪農事業を行う子会社を設立、イスラエル企業と牛乳生産に進出。また、ココナツにも展開の予定。ヘルスケア部門の Maynilad Water と有料道路部門であるMetro Pacific Tollways Corp. の株式公開を計画。23年4月、親会社などによるTOBが提案される。成立すれば自己上場廃止を申請。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
6/13 Metro Pacific Investments CorporationMPI子会社を通じアグリビジネスを強化する計画。特に注力するのがアイスクリームを中心とした乳製品事業。新工場を建設中で25年の完成後は最低1000棟の乳牛を飼育し乳製品の製造量が5倍に拡大させる。その他では野菜工場やココナツ事業を強化する。 MPIの高値予:4.427 安値予:4.39
6/1 DoubleDragon Corporation取引所が上場廃止に関する株主投票を延期するよう要請。延期できるか否かは微妙な状況。 MPIの高値予:4.44 安値予:4.4
5/29 Metro Pacific Investments CorporationMPI6月8日の株主総会後にTOBを開始の予定。完了後に自主的な上場廃止を申請。 MPIの高値予:4.563 安値予:4.48
4/27 Metro Pacific Investments CorporationMPIMetro Pacific Holdings, Inc. 、GT Capital Holdings, Inc.など3社で構成されるコンソーシアムが自主的上場廃止を目的に全普通株式のTOBを提案。買取価格は1株4.63ペソで取締役会は承認。現在の株価はP4.26。 MPIの高値予:4.293 安値予:4.14
<<Alliance Global Group, Inc.>>

【概要】Megaworld、Travellers、GADC、Emperador、およびGERIの5つの事業セグメントを運営するフィリピンの有力コングロマリット。 メガワールドには、不動産開発、総合リゾート、物件のリース、ホテル運営などが含まれる。 Emperadorは蒸留酒(主にブランデー)とガラス容器の製造・流通を行っている。 他のセグメントは、観光関連の娯楽、ホスピタリティ、レジャー、ならびにフィリピンでのマクドナルドを運営などとなっている。また最近ではインフラ部門であるInfracorp Development Inc.がTaguigのFort Bonifacio Global CityとMetro Rail TransitのGuadalupe駅を結ぶ2キロメートルのスカイトレインと呼ばれるモノレール建設計画を発表。24年までの5年間で4100億ペソの設備投資を計画。

【グループ最新ニュース】

(6/17 10:46更新)

日付会社名News&Chart
6/14 Alliance Global Group, Inc.AGI自社株買いプログラムの終了時期を25年4月8日まで1年延長し、購入金額も20億ペソ上乗せ。 AGIの高値予:13.68 安値予:13.43
5/30 DoubleDragon Corporation子会社のNewport World Resorts Properties, Inc.がトラベラーズ インターナショナル ホテル グループ のNewport World Resortsの保有株式を取得する契約を締結。 AGIの高値予:13.14 安値予:13.05
5/15 Alliance Global Group, Inc.AGI23年1Qを発表。全部門が好調で収益は34%増の503億ペソを記録。増収効果から純益は33%増の71億ペソを計上。 AGIの高値予:13.74 安値予:13.61
6/16 Megaworld CorporationMEG全国でのタウンシップ拠点の拡大を加速するために27年までに3500億ペソを拠出する計画。 MEGの高値予:1.98 安値予:1.953
inserted by FC2 system