専用チャートの見方と使い方

◆ICHIMOKU+ダブル出来高で“天底”狙いが可能に・・

 これまでのICHIMOKUチャートに新たに出来高絡みの2つのチャートを追加した。一つは「価格帯別」。本チャートの右に表示された棒グラフで、どの価格で出来高が多いかが一目でわかる。 

本サイトのチャート要素
 

 高値圏で出来高が多い場合、戻り相場での利食い売りが予想される。また安値で膨らんでいるときには、ひとつの支持価格帯と見なすことができる。

 もう一つのオリジナルチャートが「バリューチャート(画像下部の太い緑の実線)」。これは株価に出来高をかけた売買金額を時系列にしたもの。単なる出来高ではないのがミソ。売買金額のため、通常の出来高グラフよりメリハリが効いたものとなっている。振幅が出来高のみの場合に比べ鮮明に出るため、天井あるいは底を見分けやすい。サンプル画像を見ると安値圏でバリューチャートが上昇した時には底値買いとなっている。

 こうした出来高絡みの指標とICHIMOKUのインジケータの変化を組み合わせることで、より相場の変化を正確に把握できるはずだ。

用語解説

ICHIMOKU:いわゆる一目均衡表をベースにしたもので、本サイトでは基準線(赤のライン)、転換線(茶)、先行スパン1(黄色破線)、先行スパン2(緑破線)を掲載している。

  • 基準線は現在足を含めた過去26本の中心値で中期のトレンドを示している。
  • 転換線は現在足を含めた過去9本の中心値で短期のトレンドを表している。基準線とのクロスが一つの転機となる。
  • 先行スパン1は基準線と転換線の平均値を26本先行させたもの。現在足の先行スパン1は26本前の値となり、過去の相場に対して現在の相場の強弱が把握できる。
  • 先行スパン2は基準線と転換線の平均値を52本先行させたもの。中・長期での現在の相場の強弱を反映する。ちなみに先行スパン1と2で挟まれたエリアを“雲”といい、ここに現在値が入ると波乱、上雲を抜けると上昇本格化、下雲の下にある場合は弱い相場とみる。
  • 遅行線(チャートには未表示)は現在値を26本戻したもの。中期での相場の強弱感を把握できる。
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